酒を注げばトクリトクリと音も楽しめる瓢箪型の2合徳利です。
瓢箪型の徳利で、形状が手に馴染みやすく、酒を注げばトクリトクリと音も楽しめます。
徳利はもともとお酒だけでなく、醤油や酢などの貯蔵用としての役割を担っており、容量も2升~3升と大きなものでした。
もともとお酒を注ぐための容器はお銚子が主流だったのですが、江戸時代頃に1~2合程度の小さな徳利が普及しはじめ、徳利から直接盃に注いで飲むようになったのです。
生地の成型は磁器の生地をつくる陶土に水分などを混ぜた「泥しょう」を、乾燥した石膏型に流し込んでつくる成形法「排泥鋳込み」で作ります。
石膏型が泥しょうの水分を吸収して張り付くので、目指す厚みになったら型の中の泥しょうを排出して乾燥させ、型から外します。
主に急須や花瓶、置物など、中が空洞になった袋状の器を成型するのに適してます。
そして、乾燥させた後に削りを入れて形を整えます。
磁器は最終的に削りを入れる事によって形を出すので、これも熟練の技術がいる大切な工程です。
そして出来上がった生地を920度で二日間かけて素焼きし、独自の釉薬を一個一個刷毛で巻いて1300度で3日間かけて還元焼成。
その後上絵付し800度で焼成し完成します。