盛皿や、レストラン等で1人用のメイン料理のお皿としても使われます。
直径30cmのお皿は尺皿と言われ、盛皿として、正月のお節料理等に良く使われます。
飾皿としても良く使われる大きさです。
土と釉薬を全て見直し、当社比約30%減の軽量化に成功しました。
生地の成型は石膏型に陶土を入れて回転させ、コテをあてながら水を使って生地を滑らせ成形する「水コテ」という成形法で作ります。
主に飯碗や湯呑、カップ、皿など円形の成形に適しており職人による熟練の技術が必要です。
その後、乾燥させた後に削りを入れて形を整えます。
磁器は最終的に削りを入れる事によって形を出すので、熟練の技術がいる大切な工程です。
そして出来上がった生地を920度で二日間かけて素焼きし、独自の釉薬を一個一個刷毛で巻いて1300度で3日間かけて還元焼成。
その後上絵付し800度で焼成し完成します。
色数と絵柄を引き算する事により、伝統的弥左ヱ門の絵柄をモダンにリデザインしました。
松竹梅、鶴、青海波、雷、牡丹、寿等の吉祥紋用を丸紋内に絵描いた宝づくしの絵柄。
松竹梅は常緑で寿命が長く、神の宿る木といわれる松、冬の寒さにおいても緑を保ち雪にも折れない竹、雪の中でもつぼみをつけて芳しい花を咲かせる梅は「歳寒の三友」とされおめでたい組み合わせの吉祥文様です。
鶴は長寿のシンボル、青海波は波のように吉事が繰り返される繁栄の象徴、雷紋や牡丹は魔除けの意味を持つ紋様、寿はおめでたい場に用いる吉祥文様です。
吉祥文様は、先人の陶工たちが、使う人の暮らしを物質・精神両面から豊かにしたいとの思いから、有田焼に多く用いてきた文様です。
その思いを世界中の皆様に器を通して届ける事ができれば幸いです。