お刺身や珍味、前菜風の一品を盛りつけたり、お茶菓子を盛ったり、新感覚の蓋物。
一見、モダンな台皿にも見えるこの器は、実は蓋物。
決して大皿のような存在感はありませんが、個性的でインパクトのある器で、「何をどんな風に盛ろうか・・・」と使い手の気持ちも高まります。
おへそのように小さくちょんと突き出た意匠が、青白磁のクールな印象に愛らしさを与えてくれます。
蓋には三つ足が付いているので一枚の小皿として使う事ができるのも嬉しいですね。
蓋物として、また、小鉢+小皿としてセパレート使いしたりと、ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけてください。
お刺身や珍味、前菜風の一品を盛りつけたり、お茶菓子を盛ったり・・新感覚の蓋物食器として使い勝手はいろいろと広がりそうです。
生地の成型は凸と凹の対になった専用の石膏型を積み重ね、生地の元となる「泥しょう」を圧力をかけて流し込む「圧力鋳込み」という成形法でつくります。
型の中に充満した泥しょうが石膏の吸水性により硬化したところで、型から成形品を外します。
主に変形している器の成型に適しています。
その後、乾燥させた後に削りを入れて形を整えます。
磁器は最終的に削りを入れる事によって形を出すので、熟練の技術がいる大切な工程です。
そして出来上がった生地を920度で二日間かけて素焼きし、釉薬を掛け、1300度で3日間かけて還元焼成し完成します。