日本人の心の情景である、日本茶の美しい緑を器で表現。
鎌倉時代から1000年以上日本人に寄り添っている日本茶。
渋味の中にほのかな甘さが含まれる繊細な味は日本食とよく合い、美しい透明な緑色は清らかさを好む日本人の視覚を満足させます。
健康食のイメージと、その緑の美しさ、「茶道」に表される精神性のため、今では世界中で愛される日本を代表する飲み物となっています。
その日本茶の美しい緑を、交趾という細かい貫入の入る交趾という伝統的な技法を使い、透明感と深みのある緑を創り出しました。
職人が一個一個、何度も重ねて吹き付ける事により、色に深みを持たせています。
厚く塗りすぎると割れてしまうため、吹きの厚さと絵具の調合、焼成温度に細心の注意を払って作業しなければならない職人技です。