モダンな空間に合い、安定感も有る使いやすい急須です。
モダンな空間に合う急須。
デザイン性はもちろん、機能面でも安定感が有り使いやすい形をしています。
生地の成型は磁器の生地をつくる陶土に水分などを混ぜた「泥しょう」を、乾燥した石膏型に流し込んでつくる成形法「排泥鋳込み」で作ります。
石膏型が泥しょうの水分を吸収して張り付くので、目指す厚みになったら型の中の泥しょうを排出して乾燥させ、型から外します。
主に急須や花瓶、置物など、中が空洞になった袋状の器を成型するのに適してます。
その後注口等を土を接着剤として使って接着します。
生地の乾燥状態や、断面の形状を合わせなければ焼成した時に割れてしまいますので、熟練の技術が必要です。
そして、乾燥させた後に削りを入れて形を整えます。
磁器は最終的に削りを入れる事によって形を出すので、これも熟練の技術がいる大切な工程です。
そして出来上がった生地を920度で二日間かけて素焼きし、独自の釉薬を一個一個刷毛で巻いて1300度で3日間かけて還元焼成します。
日本人の心の情景である、日本茶の美しい緑を器で表現。
鎌倉時代から1000年以上日本人に寄り添っている日本茶。
渋味の中にほのかな甘さが含まれる繊細な味は日本食とよく合い、美しい透明な緑色は清らかさを好む日本人の視覚を満足させます。
健康食のイメージと、その緑の美しさ、「茶道」に表される精神性のため、今では世界中で愛される日本を代表する飲み物となっています。
その日本茶の美しい緑を、当社独自の刷毛巻の技法を使った上品なパールグリーンという有田焼では珍しい新感覚の緑で表現しました。
数え切れない試作を繰り返し進化した独自の調合の下絵具を、熟練の職人が一つ一つ刷毛で塗る事で実現した、手仕事ならではの上品な輝きのパールグリーンです。
釉薬のグリーンでは出せない当窯オリジナルのパールグリーンをぜひご堪能下さい。